看護師さん・介護士さんにはアダルトチルドレンが多い

ヒーリングフォレストを訪れるお客様のうち、医療・福祉関連のお仕事に従事されている方はおよそ3割~4割くらい。
看護師さんに介護士さん、理学・作業療法士さんや医師にケアマネさんと、それぞれいらっしゃるのですが、一番多いのは看護師さんです。

これは私がアダルトチルドレンという概念を知り、自分のココロの回復と共にアダルトチルドレンについて学んでいた過程で少しづつ見えて来たことなのですが、アダルトチルドレンはこのような支援・援助系の仕事に就いていることが多いことが分かって来ました。

何故そのようなことになっているのか?
これはカウンセリングを始めてから分かって来たことですが、このような職種を選ぶ方は承認欲求が他者承認に偏っているんです。
承認欲求は自己承認と他者承認に分かれますが、そこがとてもアンバランスなんです。
自分では「自分」のことを否定し、認められず、ダメな人間といったような思い込みがある。
けど承認欲求そのものはあるので、足りない部分を他人から埋め合わせてもらおうとする。
そこに「無理」が生じます。

患者さんや利用者さんのお世話をする。
そこで「ありがとう」というコトバがもらえる。
或いは自分がやらなくても良い他の同僚の仕事を、自ら率先してする。
そこでやはり「ありがとう」とか「頑張ってるね」といった言葉がもらえる。
援助職はこのように他者承認を容易に得られる仕事なんです。

ですがこれらの行動が日常的になってしまうと、それは周囲にとっても「当たり前」となってしまい感謝の言葉がもらえなくなる。
すると「もっと頑張らなくちゃ」と考え、更に自分で仕事のハードルを上げてしまう…
この繰り返しは結果的に自己犠牲を伴うこととなり、いずれキャパオーバーとなって体調を崩したり、うつ病や適応障がいといったココロの病を発症し、休職や退職に追い込まれてしまう。

特に職場での人間関係ではこのようなことが起こりやすく、あの人に褒められたい、あの人から認められたいという想いが強ければ強いほど自分に鞭打つような仕事の仕方をしてしまっている方が多いんです。
ですがこれらはすべて「潜在意識」の中で行われている事なので、自らは気付けないままそんな生き方を続けてしまっています。

「誰かの役に立ちたい」という想いから、援助職を選ぶのはとても尊いことです。
この「誰かの役に立ちたい」が、本当にそのままの意味であれば良いんです。
これは「信頼」と「信用」の違いで、信頼は無条件・無報酬、信用は条件付きで報酬あり。
自分が本当に誰かの役に立ちたいと思ってすることは自発的な行動で、そこに報酬や見返りは求めていません。
自分がそうしたいから、やっているだけ。

ですが信用の場合、私はあなたに○○をしてあげるから、誉め言葉や承認という「報酬」を私に下さい、となります。
その報酬がもらえなくなると潜在意識は焦り、不安になって「もっと頑張らなくちゃ」を続けてしまう訳です。

重ねてお伝えしますが、このような生き方は子供の頃の家庭環境にその問題の元があって、その問題に気付かないままオトナになりアダルトチルドレンとなって、自分を後回しにしてでも他人のために尽くすようになっています。
このようにあなた自身は何も悪くなくて、自分を否定する必要も卑下する必要もないんです。
情けなくも無いし、ダメでも無いんです。
それは子供の頃、潜在意識に植え付けられた「間違った思い込み」なんです。
むしろもっと誇りを持って、胸を張ってお仕事に臨んで良いんです。

私のところに来ている看護師さんの多くは「仕事」そのものは好きで、やりがいを感じています。
この想い自体はとても大切で尊いモノなんです。
ただそこに「間違った思い込み」があるから、その「好きな仕事」もつらくなってしまう。
その問題さえ取り除けたら、自分の好きな仕事として患者さんや利用者さんと向き合えて、職場での人間関係も問題が無くなって行きます。

ココロの回復は簡単ではありませんが、カウンセリングを継続される中で、職場に復帰されている方も居ます。
もちろん完全回復ではなく、ひとまず自分の中にある問題に気付き、それに対処していく方法を少しづつ身に付けて、それを職場で実践しながらまたカウンセリングでその都度感じる問題やつらさと向き合って…を続ける必要はあります。

ですがそのような行動を継続さえ出来れば、確実にその生きづらさは軽くなって行けます。
とても尊いお仕事だからこそ、私はその想いを尊重してそのお仕事を続けてもらえるよう、これからもお手伝いをしていきます。

今がつらい看護師さんや介護士さん。
カウンセリングで自分の中にある本当の想いと向き合ってみませんか?