アダルトチルドレン のトラウマと生きづらさ-あなたが育った家庭は?-

「生きづらさ」と「アダルトチルドレン(AC)」・「うつ」

アダルトチルドレン が抱える「生きづらさ」とは?

「生きづらさ」とはあなたが今、抱えている悩みそのモノです
それはあなたが子供の頃、育った環境の中で毒親から受けたトラウマがオトナになった今、表に出て来ていると思ってください

あなたは今、以下のようなモノを感じていませんか?

・身体的な症状
慢性的な頭痛や胃痛、吐き気、カラダのダルさや重さ、肩こり、腰痛、カラダが浮くようなフワフワした感じなど

・精神的な状態
いつも何か「つらい」と感じている、他人の目が気になる、孤独、面倒くさい、寂しい、みんなから嫌われていると感じるなど



このような事が常にあなたのココロやカラダに起こっている状態が「生きづらさ」です。
そしてその元にあるのが「アダルトチルドレン(AC)」です。

アダルトチルドレンの特徴

こんな兆候は「うつ病(ココロの病)」予備軍

うつ病は誰もが罹る病気とはいえ、普通の状態で過ごしている人がいきなり、うつ病になるわけではありません。
どんな病気でもその前兆があるように、うつ病にもそうなる前に、以下のような兆候が表れます。

・ミスが増える
「ミスが増える」というのは、うつ病の兆候としてよく見られるものの一つです。

例えば仕事では会議の予定や書類の提出をうっかり忘れてしまう。
計算や文章作成でのうっかりミスが増える、というものもあります。

これはいつもより「集中力が欠けている」という状態です。

同じように日常生活の中でもこのような「うっかり忘れる」傾向が表れてきたら、うつになりかけているかも、と考えて良いです。
(子供の学校の予定を忘れたり、財布や家の鍵などを置き忘れたまま外に出掛けるなど)

・朝、起きるのがつらい
これは私も経験しました。

特に午前中は調子が悪く、夕方になると少しづつ調子が良くなってくることもあるため、問題ないと思われてしまう方も多いです。

私の場合は気分が悪い(吐き気)という状態が長く続きました。
これが何カ月も続くと、うつ病に進行する可能性があります。

・やる気が起きなくなり、常にだるさを感じる
身体がだるくて、家事などに手を付けられなくなるほどにまでなってしまう。
睡眠で疲れが取れなかったり、睡眠自体が取れない「睡眠障害」なども、うつの兆候です。

これが体調として現れると、頭痛、頭重感、肩こり、首のこりという症状になる方もいます。

また「気分の落ち込み」や「何をしても楽しくない」・「意欲(性欲など)が出ない」といった兆候がある方は、うつ予備軍の可能性があります。

これらの兆候が気になる方は、精神科や心療内科の受診と共に、心理カウンセリングを並行して利用されることをお勧めします。

ですがいきなり精神科は…という方については、まず掛かり付けの内科を受診されても良いと思います。
(私は掛かり付けの内科に行き、うつ病の疑いを指摘され心療内科を紹介してもらいました)

そこで検査を受けてカラダの病気が見つかる場合もありますし、カラダに問題がなければ精神的なモノと分かります。

うつ病も他の病気と同じ、早期発見・早期の手当てさえすればその回復も早くなります。

うつ病イメージ

「生きづらさ」や「うつ」の元には アダルトチルドレン が隠れている

私はアダルトチルドレン(AC)を自覚していて、重度の「うつ病」も経験しました。

自分はこうあるべき・自分はこうではなくてはならないという想いが強く、それが出来ていない自分をいつも否定しているような子供でした。

とても自己否定感が強かったと思います。

インナーチャイルドイメージ

アダルトチルドレンの「他人のために自分を犠牲にする」という特徴が顕著で、みんなから嫌われないように周囲の人目ばかりを気にしていました。

他人から褒められることで自分をやっと認められるような感じだったため、常にみんなに気に入られるように、誰かに喜ばれることばかり探しながら生きて来ました。

きょうだい・きょうだい児ヤングケアラーと呼ばれる方々にもこのような傾向があります

もちろん子供の頃はそんな自覚はなく「自分がしたくないこと」でも「あの人が喜んでくれるなら・褒めてもらえるなら」と自分には出来そうにない、無理そうな事にも手を出しては失敗し、更に自己否定感を強くする…を繰り返していました。

これを周囲にいる人間たち、好かれたい人たちに対して行う「八方美人」という生き方を続けて、誰にでも良い顔をしながら生きてきたためそれぞれの相手に対して それぞれに合わせた「自分」を作り出して来ました。

それぞれに合わせた「良い子」の仮面を被って、本当の自分を隠して我慢しながら生きていました。

始めのうちは誰にでも愛想よく接するので、仲良くなるのも早いんです。

ですがそれぞれとの付き合いが続くうちにだんだんと、「自分」という人間のつじつまが合わなくなって来ます。
(Aさん用の自分とBさん用の自分の違いを、Aさん、Bさんも気付いて「おかしい」と思われてしまいます)

これが人間関係を常に緊張させてしまって長い付き合いが出来ない、或いは「良い子」のメッキが剥がされてしまって、人間関係が一気に破たんするという結果につながります。

また自己否定感が強く「自分を信頼していない」ため他人を信頼することも出来ず、 かといって「自分を認めて欲しい」「自分を嫌いにならないで欲しい」という想いも消える事がなく。

これが自分自身を苦しめる事となりそのストレスが積み重なって不安となり、その不安が溜まりに溜まって遂にうつ病となりました。

これらのことは大人になりカウンセリングを学びながらACについても調べた結果、分かった事です。

そのまま何もしていなければ、未だに理由の分からない苦しみを抱えながらうつ病と共に生きていたか、或いはもうこの世からいなくなっていたかも知れません。


このようにアダルトチルドレンとうつ病には関連があるのですが、病院などでここまで調べる事はしません。

うつ病の大元を調べることなく対症療法としての投薬だけが続くので、その原因に手を付けないまま、10年以上も通院を続けることになってしまう方が出て来ます。

そこまでのカウンセリング体制が整っている病院や、アダルトチルドレンの知識を持つ医師やカウンセラーも少ないのが現状です。

うつ病だけでなく、様々なココロの病(○○障がいと名の付く病気)の元にこのアダルトチルドレンがあるとすれば、 そこにアプローチして問題を見つけ、解消しない限りその病気から逃れられないという事になります。

長い間「ココロの病」に悩まされているあなた。
お薬だけでは、ココロの病は回復しません。

生きづらさにつながる5つの思考

生きづらさを抱えているアダルトチルドレンには、以下のような思考(思い込み)が見受けられます。
「○○でなければいけない」「○○すべき」といった思い込みです。

・完全でなければいけない
「完全」とか「完璧」というものは無い、とアタマでは理解しているのですが、ココロ(潜在意識)ではそれを常に求めています。

はっきりとした目標がないにも関わらず、そこを目指そうとするためココロが疲弊してしまいます。

・他人を喜ばせなければいけない
誰かに喜んでもらうことは、自分を認めてもらい、褒められたいとの想いを満たそうとする行動です。

自分では自分自身を否定してしまうのですが、承認欲求を満たすためそれを他人に求めます。

・努力しないといけない
これも自分を認めてもらいたいとの想いからの行動です。
常に頑張ることを自分に強いているため、結果的に頑張り過ぎてしまうことが常態化してしまいます。

・強くなければいけない
弱い自分を認めたくないとの想いから、常に強くあらねば、と思い込んでしまいます。
これも自己否定感の強さの表れです。

・急がなければいけない
仕事や子育て、或いは日常生活の中にある様々な行動に対して、焦りを感じます。
常に何かに追われているような感じを持っていて、そのストレスが不安となり、さらに焦りを呼んでしまいます。

このような「間違った思い込み」が自分自身を追い込んで、自らを苦しめていることへの気付きが、回復への第一歩となります。

アダルトチルドレン は自覚することから回復が始まります

アダルトチルドレン(AC)を知る事、そして自覚する事、そこから自分のココロと向き合い、そこにある様々な想いを「話す(放す)」ことで、それまで自分で気付いていなかったココロの中にある問題に気付いたり、明確になって初めてココロの回復が始まります。

それにはACを知り、その苦しさやつらさを知る相手に「話す(放す)」ことが大切になります。

ですがそれらの問題は、あなたがこれまで生きてきた人生の時間の中で出来上ってしまったものです。
その時間の長さを考えると、ごく短期間で回復出来るものでもありません。

しかし絶対に回復出来ない、良くならないという事もありません。
必ず回復出来ます。


私は30代の初めにACを自覚し、そこから自分なりの方法で回復の道を歩んで来ましたが、回復を実感出来るまで10年近く掛かりました。
これはその当時、カウンセリングルーム自体が今ほどなかったからです。

しっかりと専門のカウンセリングを受ければ、これほどの時間が掛かることはありません。
カウンセリングを始めるのが早ければ早いほど、回復までの期間も短くなります。

「うつ病」を始めとするココロの病を治すためにカウンセリングを受けているんだけどなかなか良くならないという方は、 まずその元にあるかも知れない「アダルトチルドレン」について知る事から始めましょう。

そして専門のカウンセラーが行なうカウンセリングを通じて自分のココロの奥にあるモノを見つめ、話し、向き合う事でココロは回復していきます。


実際にヒーリングフォレストを訪れる方でも、カウンセリングを進める中で自分がACであることに気付かれる方がたくさんいらっしゃいます。

最初は人間関係の問題やそこから生じるうつ状態でカウンセリングに来られる方、何年もココロの病で通院を続けている方などがいらっしゃいます。

それぞれのお悩みやココロの内にあるモノを聴いていくうちにACの可能性に自ら気付かれる方も居ますし、カウンセラーからその可能性について伺う事もあります。

そこでうつ病のさらにその奥に自分でも気付いていなかった、つらかった子供時代がそのまま封じ込められた「インナーチャイルド」がいる事に 皆さん気付かれます。

ここに気付くことが出来れば、ココロが前を向くことになり回復の速さも加速していきます。

あなたの「普通」は本当に「普通」?

アダルトチルドレンは何故、生きづらさを抱えてしまうんでしょう?
その多くは、子供の頃の環境に問題があります。

子供にとってはその家庭環境が「普通」であり「当たり前」になります。
これは他の家庭と自分の家庭を比べることが無いためです。

例えば、母親(父親)から父親(母親)の愚痴を聞かされる、ご近所さんや仕事場の愚痴を聞かされる環境って「普通」だと思いますか?
例えば、自分では何も悪いことをしていないはずなのに、親から叩かれたり、罵られたりする環境って「普通」でしょうか?

このように、オトナになって振り返った時に「これは普通じゃない」と思うようなことでも、子供の頃にはそれが「普通」であり「当たり前」になってしまいます。

そのような環境の中で自分が生き延びるため、子供は親の顔色を窺いながら、怒られないように、叩かれないように我慢を重ねることが「普通」になってしまいます。(このような家庭環境を「機能不全家庭」といいます)

これが生きづらさの元になって、オトナになるとそれが苦しくつらくなってしまいます。
けどそれは、子供の頃からの「普通」であり「当たり前」なため、自分では気付けないまま過ごしてしまうんですね。

生きづらさを抱えている方は、自分の子供の頃を思い出して、何かを我慢していなかったか、伝えたい想いは無かったかなど、振り返ってみて下さい。

機能不全家庭

一緒に アダルトチルドレン ・うつ病から回復していきましょう

うつ病もアダルトチルドレンもカウンセリングやセラピーで回復出来ます。
回復への一歩を踏み出す勇気を持って、ヒーリングフォレストにお越しください。

その瞬間からあなたのココロの回復が始まります。
そして必ず、それまでの「生きづらさ」から解放されます。

あなたに必要なモノは「自分のつらさや苦しみを話す(放す)勇気」 それだけです。

Healing Forestはあなたの「勇気」を全力でサポートし、専門のカウンセラーがココロの回復をお手伝いします。

あなたは独りではありません。
一緒に回復への道を歩んでいきましょう。

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機能不全家庭・虐待について

「自分」をしっかり認め、受け入れてくれる愛情深い家庭に育つ子供。
私の友人や知人の家庭はほぼこのような家庭を築いている。

日頃から愛情深く、時に子供の間違った行動を諫めなどしながらもしっかりと見守っている。
そんな家庭に育つ子供と時折会う機会がある。
ついこの間までは私の足元をうろちょろしていた小さな子供が、今では礼儀正しく挨拶をし、日本代表を目指してサッカーに取り組んでいたり、自分の「好き」を伸ばすために本を読んだり絵を描いたりしている。

その姿を観ると「俺も歳を取ったなぁ…」と感じざるを得ないものの、彼らの成長を観られる幸せも感じている。
私は自分の家庭を持つという選択肢を選ばず、独り身のまま終わることを思う時、彼らの成長をその疑似体験として観ているのかも知れない。

もちろん私は彼らと日々接しているわけではなく、その親である友人や知人たちの苦労も本当の意味では分からないけれど、子供たちの成長を観ていれば、その親としての彼らが日々どのように子供たちと接しているのかは分かる。

子供たちにとってはその家庭、その家族が「当たり前」であり、彼らが将来自分の家族を持つ時には、きっと同じような家庭を「当たり前」のように築いて行ってくれるだろうとも思う。

一方でカウンセリングをしていると、そうではない家庭で育った方々の話を多く聴く。
けどそのお客様たちにとってもその家族、その家庭は「当たり前」のモノだったことを強く感じる。

それが「当たり前」だったから、自分を取り巻く環境や状況も「当たり前」だと思ったまま、そこで抱えてしまう「生きづらさ」も「自分が悪いから」と思い込んでしまっている。

例えば先日初めてカウンセリングに来られたお客様。

30代半ばの彼女は夫と保育園に通う子供の3人暮らし。
夫との関係、実母との関係、ママ友等の友人関係に悩んでカウンセリングを受けに来たが、自分が育った環境には何も問題がないと思っていた様子。

子供の頃の話を聴くと長女だった彼女は「母親から父親の愚痴を聞かされて来た」とか、父親は自分たち姉妹にはほぼ無関心でどこかに遊びに連れて行ってもらった記憶がないとか、父親が帰宅すると必ず晩酌をし、酔って来ると言葉が荒くなり、母親と毎晩のように口喧嘩をしていた。

それでも彼女にとってはその風景は日常のモノであり、その家庭は「当たり前」のモノだと今の今まで思っていた。

「それは子供にとって子供らしく居られない環境であり、子供に対して虐待行為があった機能不全家庭なんですよ」と私が伝えると、彼女は驚くと同時に涙が溢れて来た。

「実は自分でも何かおかしい、他の子たちの親とうちの親は違う、とは思っていたんですけど…」と、ココロの奥にしまい込んでいたであろうコトバを吐き出し始める。

家の親が笑顔で居る姿を観たことは無かったけど、友達の家のお母さんは私が遊びに行った時笑顔で迎えてくれたし、友達とも笑顔で話している姿を観て「何か違うな」と思っていたこと、学校では友達が「○○に遊びに行った」とか「△△を買ってもらった」なんて話をするけど、私はその話の輪に入れなかったなど、これまで何となく感じていた違和感を話した。

同時に彼女は、今の自分が母親と同じようなことをしていることにも気付いた。
子供はまだ小さいので夫の愚痴を子供には言っていないものの、父親ほどではないモノの子供が生まれてからは自分に対しての態度が変わって来ていることにたいして、自分が夫に不平をぶつけていることなど、今の不満や不安も話してくれた。

彼女にとってその現実を受け入れるには時間が必要だと思うし、今すぐには無理だとも感じた。

ただ「それはあなた自身がそうなりたくてなったわけではなくて、そうしなければあなた自身がその環境で生きることが出来なかったため、仕方なく身に付けてしまったモノなんですよ」と伝えた。

彼女にとっての「当たり前」は実はそうではなくて、そこには虐待があって自分はその被害者だった。
この事実に気付いてもらうことがまず必要であり、大切なプロセスとなることを伝え、今は自分の家庭をどうして行きたいのかを考えながら、その生きづらさと向き合い改善していけるところから改善していきましょうと伝えて、カウンセリングを終了した。

今、生きづらいと思っているあなたへ。

もしかしたらあなたが「当たり前」と思っていたことが実はそうではなくて、多くの問題を抱えていたかも知れないことを知って下さい。

そしてもしそれが「当たり前」ではなかったと気付けたら、その生きづらさは好きで身に付けたモノではなく、仕方なくそうなってしまったモノだと理解して下さい。

そしてそれは今からでも改善することは可能だと知って下さい。

これまでの生き方を変えるには時間が掛かるし、その一歩を踏み出すにも相当の勇気が必要になります。

ですがその取り組みは早ければ早いほど、その効果も早く出ます。
大切なのは「一歩を踏み出す勇気」とそれを「継続する意思」です。

この記事を書いている今、上記のお客様から次の予約が入りました。
私は彼女のカウンセラーとしてまた、彼女の「これから」を共に変えて行くお手伝いをしていきます。

今「生きづらい」あなたへ。
その「生きづらさ」を変えるための一歩を、勇気を振り絞って踏み出して下さい。
栃木県のアダルトチルドレン・うつ克服カウンセリングルーム ヒーリングフォレスト ブログ より

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