ココロの病は治らない?
うつ病や適応障がいの回復とは
うつ病や適応障がい、不安障がい、強迫性障がいなどひとまとめにして私は「ココロの病」と呼んでいるのですが、カウンセリングの中でとか問い合わせで訊かれることに「ココロの病って治るんですか?」というモノがあります。
この「治る」というコトバが「完治」という意味であれば、私は「治りません」と答えています。
何故かと言えば、ココロの病には再発の可能性が常にあるからです。
(私もうつ病を2回発症した経験があります)
そう答えると自分の将来を悲観したり、まるで人生が終わってしまったような反応をされる方も居るのですが、ちょっと考えてみて下さい。
一年のうちに何回も風邪を引く方って珍しくありません。
毎年花粉症に悩まされている方、多いですよね?
これってみんな「再発」じゃないですか?
皆さんその都度、治療をしたり予防をして身を守る訳です。
ココロの病も同じだと考えて下さい。
まずしっかりとその病の元と向き合って、自分の中にある問題を改善していく。
同時に予防をしていくことで、再発のリスクはかなり下がります。
そうしておけば仮に再発したとしても、そこから回復した経験があればまたそれを繰り返せば良いだけなんです。
決して悲観的になる必要もないし、嘆く必要もありません。
例えば予防ということで言うと、ココロの病に有効な予防法はやはり生活リズムの維持です。
とはいえガチガチに毎日同じ生活をするということではありません。
私の場合、毎朝必ず「同じ時間に起きる」ことだけココロ掛けています。
365日、平日も休日もこれだけは守ります。
前の晩がどれだけ遅くても、必ず翌日(あるいは当日)の朝は同じ時間に一度は起きる。
これだけでも予防としての効果は発揮出来ています。
(最後のうつ病回復から約20年、再発はしていません)
もちろん日々の気分の浮き沈みはあります。
けれどそれは人が生きる上で必要なことですから、気にしないことも大切ですし、日々を楽しく生きようとする姿勢も大切になる訳ですが、何よりマイナスな想いや考えに囚われ過ぎない事、これもココロの病にならないためには大切なことだと考えて、ひとまず自分が出来そうな予防法を見つけてみると良いと思います。
ココロの病に罹ったら服薬とカウンセリングで回復を、罹る前からカウンセリングやセラピーなどで常にストレスコントロールしておく、ココロの病の「治る」は「完治」ではなく『寛解』であること、これらを知っておくだけでもだいぶココロ構えは変わります。

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