ココロの病は恥ずかしくもないし不名誉な事でもない

うつ病や適応障がいは誰でも罹るココロの病です

某アイドルグループのメンバーが酔って下半身を露出し現行犯逮捕された、というニュースが少し前に報じられ、昨日はその容疑者がグループを脱退した、と報じられました。
事務所自体は辞めないようで今後も芸能活動は続けるようですが、私が気になったのはグループ脱退報道の際、この容疑者が「ココロの病だった」と一緒に報じられたことです。

実際にどんな病気だったのかまでは報じられていないのでよく分からないのですが、最近は芸能人でもうつ病や適応障がい、強迫性障がいやパニック障がい等を発症した、と自ら発表するケースもあって、それはそれで少しココロの病に対しての見方が変わるかな、と思っていたところ、今回のようなケースはまたそれが逆戻りしないかと危惧しています。

便宜上、私は上記のような病気を総称して「ココロの病」としているのですが、まだまだ世の中のこれらに対する認識は否定的なモノが多いと感じていて、そこに今回のような報道がされると「ココロの病の人=異常な行動をする人」と見られるのではないか、と心配しています。

昔からうつ病などはこのような見方、うつ病に罹る人=異常と見られることが多かったことからそれを口に出せず、我慢をして仕事などを続けて症状が悪化し結果的に退職を余儀なくされる、ということになりがちだったわけですが、最近は少しだけそういう見方にも変化が出て来たかな…と思えるようになった矢先にこのような報道がされてしまうと、またその見方が逆行してしまいそうで怖いです。

これまでにもお伝えしていますが、うつ病とか適応障がいとか、パニック障がいとか強迫性障がい、摂食障がいなどココロの病は誰でも罹り得る病気です。
心療内科や精神科の初診予約が何ヶ月先まで取れない現状が、それを物語っています。
あなたの身近にもきっと、これらの病を抱えている方がいるはずです。
ただその人は、そんな病気になるなんておかしな人なんじゃない?と思われることを恐れて、病気であることを口に出せず、普通を装って我慢しているだけということを知って下さい。

また「うつ病ってただのなまけでしょ?」という声を今でも聴くのですが、これも大きな間違いです。
うつ病などココロの病に罹る人は、そうなるまで自分を追い詰め、真剣に仕事や学校、人間関係に向き合い続けて来た結果、そのストレスが溢れて症状として外に出ているんです。
逆に言えば、怠けられる人ってココロの病とは縁遠い人と言えます。
その意味でも、ココロの病=不名誉なことと認知されがちですが、そうではなく、むしろこれまで頑張り過ぎてしまった結果としての病気であると理解して下さい。

おまけとしてお伝えするとすれば、ココロの病は服薬だけでは回復しません。
服薬と心理療法、例えばカウンセリングの併用でその回復が望めます。
(ココロの病の場合、治るとか完治ではなく、あくまでも回復です)

もっと堂々とココロの病をカミングアウト出来るような世の中にしていくことも、SDGsの考え方として必要ではないでしょうか?

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